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2014.08.16
7月29-30日に開催されたFOMCでは、引き続き、量的緩和縮小の継続が決定されました。
資産購入額は市場の事前予想通りでしたが、今後の雇用市場についての見通し、および、経済見通しについての表現を変更。市場関係者の時間稼ぎをしている模様です。
資産購入ベースの縮小については以下の通りです
8月以降
毎月の米国債購入額 200億ドル→150億ドル
MBS購入額 150億ドル→100億ドル
政策金利は変更なしの0-0.25%
資産購入ベース縮小は予定通りであり、今回決定において、方針に大きな変更はありませんでした。
ただ、FRBは低インフレの克服に手ごたえを感じている模様。先だって発表されたGDPの伸び率も4%という数字をたたき出し、市場関係者は早期の利上げを警戒せざるをえない局面であるということができるでしょう。8月1日発表の雇用統計の結果次第では、利上げ圧力が高まることが予測されます。
先日のGDP発表に引き続き、ドルは続伸。今後は、雇用統計の発表を待って、また方向性が生まれると考えられます。イエレン議長が、雇用の中身を重視する限りは、すぐの利上げにつながることはないと考えられますが、インフレ率の回復に合わせて高まるタカ派をどれだけ抑えられるのかは不透明。FOMC声明文は、早期利上げについて、どちらとも解釈できる表現をしており、市場関係者がそこからFRBの方向性を読み解くことは難しくなっているといえるでしょう。