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2015.09.24
FRB(米連邦準備制度理事会)は17日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)において利上げの実施を見送る決定をしました。
新興国の通貨安、経済不安およびIMFや世界銀行からの求められた慎重な対応に応えた形です。
特に中国発の株式バブル崩壊による株安はいまだに尾を引きづっています。
一方で年内利上げ実施の可能性も示唆しており、年内に実施されるFOMCは10月27日から28日、12月15日から16日の2回となっています。
年内の利上げを否定してないとはいえ、12月は米国における年間で最大の消費シーズンで景気にも大きな影響を及ぼす時期です。政策当局としてはこの結果を見たいという判断があってもおかしくありません。
また、10月末の利上げとすると今回見送ってからわずか1か月後ということになり、そのわずかな間に世界経済が大きく変わるとは思えません。
こう考えると年内の利上げには懐疑的な見方もできると思います。
2016年の利上げという可能性も大いにあるかもしれません。
なお、米国の利上げ見送りのより円高圧力がかかることは必然です。
現在120円前後のボックス相場ですが、これに円高圧力がかからないか注視が必要そうです。