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2014.11.03
10月29日、FRBは資産購入を10月末で終了することを決定しました。量的金融緩和の終了が決定されたことで、次は、金利の引き上げがいつになるかが焦点となってきます。
30日発表の7-9月期のアメリカGDPは前年比年率3.5%増加。また失業率も、5.9%となり、FRBが完全雇用とみなす5%台前半も射程に入りつつあります。そんななかでの予定通りの量的金融緩和の終了。アメリカ経済は堅調といったところでしょう。
ただし、いまだに住宅市場の回復は鈍く、国外に目を転じてみれば、減速する欧州や新興国、イスラム圏などの地政学リスクにエボラ出血熱の感染拡大など、不安定な要素が多く存在します。
そんななか、米利上げはどのようなタイミングで行われるのか、注視していく必要があるでしょう。
今回の発表を受けて、対ドル円相場は大幅に続落。前日比で1円10銭安となりました。ユーロに対しては、ユーロが対ドルで大幅に下げたため、対ユーロで21銭高となりました。
日本およびユーロ圏の金融政策の違いから、ドルが独歩高となる傾向は今後も継続するでしょう。