みんなの海外送金 | 海外送金手数料の比較・ランキング・為替情報まで | 2016年6月最新情報更新
2014.09.22
9月16-17日に開催されたFOMCでは、金融緩和の出口に、また一歩近づいた格好となりました。
引き続き、量的金融緩和を10月に終了するとの方針を説明する一方で、ゼロ金利政策は相当期間維持するとの考えを示しました。
イエレン議長は、8月の雇用者数の伸び幅が縮小したことに対し警戒感を示し、「相当な期間」ゼロ金利を堅持することが望ましいとこれまでの表現を踏襲しました。市場関係者は今回、この「相当な期間」という表現が削除されると考えていたため、市場関係者の大勢の見解を裏切る形での発表となった模様です。
今回のFOMC結果はドル高・円安要因となった模様。
デフレ懸念の強い欧州と、待ち構える消費増税のために追加金融緩和措置が取られると予測される日本など、停滞感漂う他の国と比較しても、着々と金融緩和への地保を固めるアメリカは堅調と考えられます。
高まる中小企業の円安への警戒感や家計へのダメージの深刻化が問題となりつつありますが、黒田日銀総裁は現在の円安基調を容認する姿勢を見せています。
しばらくは、ドル一人勝ち(ドル高)の様相が続くものと考えられるでしょう。