２０１５年１０月から稼働中！新日銀ネットとは？

日銀が２０１５年１０月１３日から金融機関の資金移動や国債取引に使うシステム「日銀ネット」を全面刷新しています。この中で銀行を通じて即日で海外に送金できる時間帯が広がるよう運用時間を延ばしています。

まだ銀行側の対応が追いついておらず、私たちがこのサービスの恩恵を受けるのはもう少し先になりそうですが、日銀の黒田総裁のコメントを受け、金融機関が対応してくる可能性があります。

これまでは午前９時から稼働し、資金取引の終了は午後７時、国債決済の終了は午後４時半まででしたが、新日銀ネットでは資金取引・国債決済のいずれも、午前８時半から午後７時までに拡大されているだけですので、海外送金の稼働時間はあまり変わらないという点は少し残念ですね。

ただし、２０１６年２月には終了時間と午後７時から午後９時まで延長すると発表していますので、海外の主要マーケットの稼働時間に対応することで様々な金融サービスや商品開発に影響してくる可能性もあります。