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2014.08.22
シティバンク銀行が、日本国内における個人向け業務の譲渡先を探し始めたというニュースが話題になっています。既に3メガ銀行を含め10行程度に打診したもようだが、「実質赤字事業」(都銀大手幹部)の買収という事で各銀行ともに慎重な姿勢を示しているようです。
米の大手金融機関グループであるシティグループは明治35年に日本進出した外銀の“超老舗”といえます。実際、他の外国銀行と異なり首都圏と関西を中心に33支店・出張所を構え、預金や住宅ローンを展開している状況です。日本で初めて、24時間365日利用できるATM(現金自動預払機)を導入したのも実はシティバンクです。今回の撤退は長引く日本の低金利による収益圧迫と言われています。
シティバンクの国内預金量は約3兆8千億円(6月末)と中堅地方銀行並みの規模となっています。そのうちうち1兆~2兆円は外貨預金とみられ、「海外事業を強化したい邦銀にとって、(シティが持つ)外貨を手に入れられるのは魅力」とのコメントも出ているようですね。
メガバンクや国内銀行が譲渡を引き受けなかった場合、海外の投資銀行(東京スター銀行を台湾の銀行が買収したように)が食指を動かすかもしれません。