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2014.06.19
6月17-18日に開催されたFOMCでは、資産購入ベースの縮小が決定されました。
資産購入額は市場の事前予想通りであり、そのほかの経済見通しについても大きな変更点はありませんでした。
資産購入ベースの縮小については以下の通りです
7月以降
毎月の米国債購入額 250億ドル→200億ドル
MBS購入額 200億ドル→150億ドル
政策金利は変更なしの0-0.25%
今後も雇用情勢とインフレ率をにらみながら、資産購入を縮小していくことが予測されます。
失業率が大幅に改善したとしても、ハト派と目されるイエレン氏は雇用の中身を重視するために、ただちに緩和縮小を行うとは考えにくく、当面、低い政策金利が容認されるのではないかと考えられます。
現状としては、量的緩和の量を減らすにとどまり、利上げもまだ俎上に上っていないことから、為替相場には材料を与えない状況といえるでしょう。
日本でも、アベノミクスおよびクロダノミクス(黒田日銀総裁による金融緩和)のどちらも方向性を欠き、積極的な円買い・円売りの材料はないと考えられます。
そのため、為替相場はしばらく停滞すると考えられるでしょう。
市場参加者は円買い・円売りのきっかけを探しており、動くときには一気に動くことが予測されます。ただし、どちらに振れるかは判断が難しい状況であるといえるでしょう。