みんなの海外送金 | 海外送金手数料の比較・ランキング・為替情報まで | 2016年6月最新情報更新
2014.12.25
12月17日のFOMCでは、ゼロ金利解除に向けて一歩前進した形となりました。
今回の決定会合で注目されていたのは、フォワード・ガイダンスから「相当な期間」の文言が消えるかどうかというところ。今回の発表では、「相当な期間」という文言は残ることになったものの、前回までの表現から格下げされた格好となりました。
以下、フォワード・ガイダンスの該当箇所を抜粋。
「FOMCは金融政策を正常な状態に戻し始めるのを忍耐強く(be patient)待つ・・・この方針は・・・相当な期間(considerable time)は政策金利の誘導目標を維持するのが適切とした以前の声明と矛盾しない。」
本声明での、「忍耐強く」と「相当な期間」の両表現の併記は、利上げに向けた政策の余地を広げる結果につながる、と市場関係者からは評価された模様です。
雇用統計は良好ですが、原油安もあってインフレ率は1%台。そのため、すぐさま利上げにつながることはないようです。
今回の発表を受け、円相場は一時1ドル=119円に急落しました。
各国金融政策の違いから、今後もドル独歩高の様相が続くことは間違いなさそうです。ただ今後も、米の利上げ時期を巡って市場は不安定な動きをすることが予測され、来年の為替相場・株式市場も引き続き市場関係者の予測・思惑を含んで推移することになりそうです。